結局ストレッチって必要なの?必要じゃないの?って話
はいどうも、からだの寺子屋です。
今回はストレッチの是非について書いていきます。
と言うのも、よくスポーツジムで勤務していて「ストレッチってしたほうがいいんですか?」と聞かれるからです。
多くの人は小学校の体育からストレッチを始めたはずです。
しかしその必要性や重要性については触れられることなく、ただただ「運動前には準備運動としてストレッチ」という認識で行っていたはずです。
しかしながら実際のところ「ストレッチって本当に必要なの?」ってのが本音だと思います。なんか重要そうだけどそれを実感したことない上に、なんかちょっと調べると「ストレッチは要りません!」っていう本も出てるし・・・
一体全体なにが本当かわからなくなってきますよね。
今回はそんなストレッチのが本当に必要なのか?について書いていくので、ぜひ参考にして下さい。
ではいきましょう!
ストレッチは必要です!!
あい、結論です。ストレッチはしましょう。
「なーんだやっぱ必要なんか」って人もいると思いますが、まぁそう焦らず。
今日はここから”なぜ必要か?”を書いていきますよ。
それには筋肉の特性を知る必要がある!
当たり前ですが、ストレッチとは筋肉をストレッチさせています。
そんな筋肉ですが、筋肉にはある特性があるのです。
一つではないのですが、数ある特性の中の一つに「自ら縮めるが、自ら伸びることは出来ない」という特性があります。
これが分かるとストレッチの重要性が理解できます。
生理学の話になりますが、筋肉を細かく分解していくとアクチンとミオシンという小さな繊維に分解することができます。
この二つ、普段は離れているのですが脳から指令が送られると、ぐいーとお互い近づいていきます。
このお互いが近づいた状態こそ、筋肉が縮んでいる状態なのです。
図にするとこんな感じ。
上の図が離れている状態(筋肉が縮んでいない状態)
下の図が近づいている状態(筋肉が縮んでいる状態)
問題は縮んだ後です。
縮む、つまりお互いがぐいーと近づいたあと勝手に元通りに離れていくかと思えばそうではないのです。
意識的だろうが、無意識だろうが一度近づいたアクチンとミオシンは近づいた状態を維持します。それが筋肉の特性です。
つまり筋肉は一方通行なのです。
だからこそ元通りにしないといけない!
一方通行であるが故、近づいたアクチンとミオシンを離して元通りの長さにしないといけません。
もしかしたら「え、でも腕にぎゅっと力を入れてもすぐに腕を伸ばせるよ」って思う人もいるかもしれませんが、もっと細かい筋繊維単位では縮んでしまっています。
これが常態化するといわゆる「コリ」(解剖学では索状硬結と呼ぶ)となって慢性痛の引き金になります。
分かりやすいところで言うと、あぐらをずっとかいてから立ち上がろうとすると上手く膝が伸ばせなくなりますよね。あれです。あれがもっと体感しづらい場所で起こると慢性痛になります。
そしてその「元の長さに戻す行為」こそストレッチであるのです。
基本的には縮こまったところを伸ばすのが基本です。
ちなみにどこが縮こまっているかは人によって異なります。
分かりやすいのは太もも裏
人によって異なるとは言ったものの分かりやすいのは太もも裏です。
立った状態で前屈をして指先が床につかない人は太もも裏が縮んでいる証拠です。ストレッチしましょう。
太もも裏は色んなシーンで体のあらゆるところに影響を及ぼします。
特に腰痛に影響する筋肉であるにで、最低限指先が床に届くくらいにはしておいたほうがいいと思います。
だからストレッチをしろ!
以上の理由からストレッチは必要です!やらない理由はありません。
ただし!だからといって無闇やたらにストレッチすればいいと言うわけでもありません。
ストレッチすべきなのは「ずっと曲げていた部位」です。
- ずっとあぐらをかいた後の太もも裏とか
- パソコン作業をし続けたあとの力こぶとか
- 肩こりが気になった時の首の前側とか
などなどです。
より細かいケース分けは今後発信していきますが、とりあえずストレッチは必要だと覚えておきましょう!
ちなみにこれを見てもなお「いやストレッチはいらねぇよ!!」って人はご自由にどうぞ。ただしコリは増えていく一方ですよ。
自分の体を自分でケアできるようにするためにも、積極的にストレッチを活用していきましょうね!!
いかがでしたでしょうか?
今回はストレッチの重要性について書きました。
ぜひ参考にしてください!
では~。