インナーマッスルとアウターマッスル!役割の違いと、それぞれの鍛え方!!
はいどうも、からだの寺子屋です。
今回はインナーマッスルとアウターマッスルの違いについて書いていきます。
何故このトピックについて書くかと言いますと、先日整体塾にて「インナーマッスルとアウターマッスルって何がどう違うの?」と聞かれ、改めて聞かれると即答できなかった為この記事を書きます。
インナーマッスルとアウターマッスルの違いはなんでしょうか?
スポーツ経験者なら多くの人が聞いたことがある、又は自然と「インナーマッスルが~」と無意識に使っていたと思います。
今回の記事では、それぞれの違い、役割、鍛え方を書いていきます!
インナーマッスルとアウターマッスルの境
まずはインナーマッスルとアウターマッスルの境からです。
つまりどこからがインナーで、どこからがアウターかという話です。
端的に言うと、
「人間の皮を剥いだ時に表層にあるかどうか」です!
- アウターマッスル・・・皮をべりべり剥ぐと現れる(触れることが出来る)筋肉。
- インナーマッスル・・・皮をべりべり剥いでも表に現れない(触れることが出来ない)筋肉。
ざっくり分けるとこんな感じです。
まぁ予想通りという人もいるのではないでしょうか?
インナーマッスルとアウターマッスルの役割の違い
次はそれぞれの役割の違いです。
当然ですがわざわざ分類されているくらいなので、それぞれ役割が異なります。
これも端的に言い表すとしたら、
- アウターマッスル・・・体を動かす筋肉
- インナーマッスル・・・体を固定する(維持する)筋肉
と、なります。
ちなみにこの役割の違いにはテコの原理が関係しています。
えー、絵の下手くそさは気にしないで下さい。
まずこれはアウターマッスルのテコです。
この図は「①のあたりを持って赤い紐を引っ張り、②の棒を手前に引いてくる」ように出来ています。
当たり前ですがテコの原理を使えば簡単に(そこまで力は必要なく)引っ張ることが出来ます。
これを同じようにアウターマッスルは骨から離れたところに筋肉がついています。
つまり骨を(体を)動かすことに特化しているのです。
次はインナーマッスルです。
インナーマッスルではだいぶ様相が異なります。
同じように「①のあたりを持って青い紐を引っ張って②の棒を手前に引いてくる」わけですが、今度はテコで言うと沢山の力が必要になります。
これと同じことが体でも起こっています。
つまりインナーマッスルは動かすことよりも、動かないように固定することのほうが得意なのです。
図はかなり大雑把に表現しましたが、おおよそこの通りのことが人体では起きていて常に私たちの体を支えてくれています。
それぞれの鍛え方は!?
役割が異なるように、その鍛え方も異なります。
鍛え方としては、
と、なります。
基本的に人間の体はインナーマッスルが優先的に働くようにプログラムされています。
なのでアウターマッスルを動員する場合には、高重量を扱ってアウターマッスルが関与するしかない状態にすることが必要です。
ちなみに鍛えるならインナーマッスルを鍛えるべきだと僕は考えます。
いくら優先的にインナーマッスルが使われているからと言っても、偏って一部の筋肉しか使われていなかったら筋肉が無いも同然です。
筋肉があるだけでなく、しっかりと使える状態にしておくことが大事なのです。
じゃあアウターは鍛える意味ないの?って疑問を浮かべる人もいるでしょうが、優先度の話です。ムキムキのマッチョに憧れる人は鍛えればいいのです。
ただ「動かす筋肉」優位の体は固定が下手くそでそれによる弊害(姿勢の乱れ)を生む可能性が高いのです。
日頃アウターばかり動かし、日常的にアウターに頼るようになると姿勢は崩れやすくなります。なぜならアウターは固定が苦手だからです。
なので姿勢が気になる人や、無用な痛みから遠ざかりたい人はインナーを鍛えて使えるようにしておきましょう!
いかがでしたでしょうか?
まずはあなたの思う”健康”を思い描きましょう!その健康によって体の鍛え方も変わってきます。
少しでも参考になればうれしいです!
では~。