体幹ってよく聞くけどどこ??体幹を鍛えて腰痛もぽっこりお腹も改善しよう!
はいどうも、からだの寺子屋です。
今回は体幹について書いていきます。
ジムで仕事をしていると
「体幹がなくてね~」や「体幹を鍛えたいんだけども」なんてのをよく聞かれます。
しかし体幹って一体どこのことを指しているのでしょうか。
腹筋?骨盤?それとも両方??
今回そんな体幹について書いていきます!
体幹とは骨盤~頭蓋骨までのこと
まず最初に答えです。
体幹とはズバリ「骨盤~頭蓋骨まで」のことを指します。
図にするとこんな具合。
ちょっと怖い画像ですが、分かりやすいと思います。
文字通り体の幹としての役割を果たします。
ちなみにこの体幹周辺の筋肉群は体を安定・保持する役割があります。
それと何故この体幹が重要かと言うと、体幹が安定して働くようになると腕や脚が元気に動かせるようになるからです。
逆を返すと肩甲骨や骨盤周りの筋肉がガチガチで硬いと体幹の筋肉もつられて一緒に動いてしまいます。
一番イメージしやすいのは寝違えた時に振り向くことですね。
首が痛くて後ろを振り向けない時、体ごと回して後ろを振り向きますよね?
腕や脚が自由に動かせないとアレと同じことが肩や腰でも起こります。本来動かないところが動いて、動くところが動く・・・そりゃ痛むに決まってます。
どうやって体幹を鍛えるか?
体幹を鍛えるとなると上体起こしを連想されがちですが、正確には間違っています。
たしかに腹筋(解剖学用語で腹直筋)は背骨周りについていますが、体幹で支持・安定に働くのはインナーマッスルです。
つまり体の深層にある筋肉ということです。
具体的な筋肉で言うとこちら。
「腹横筋(ふくおうきん)」と呼ばれ、腹筋群の中でも最も深層に位置しています。
まるでコルセットのように横方向に走り、腹部をがちっと固める役割があります。
この筋肉を効果的に鍛えるにはドローインという方法が効果的です。
仰向けの状態でなるべく沢山息を吸った後、口からゆっくり吐き出していきます。
そのとき下っ腹に力をいれながら吐いていくとおへその横あたりが強烈にキツくなります。
それが感じられれば腹横筋を使えています。
フィットネス業界でもその重要性は認知されていても現場レベルにまで浸透していない印象です。
しかし腰痛改善なみならず、ぽっこりお腹の改善にも効果があるのがこの腹横筋。鍛えない手はありません。
いかがでしたでしょうか?
僕はトレーニングする時、ウォーミングアップとしていつも行っています。
目安は7秒くらいかけて息を吐き切るくらいです。回数は5~6回程度。
そんなに手間がかからないことですので、何かのついでに是非実践してみて下さい!
では~。
良い姿勢ってどんな姿勢??
はいどうも、からだの寺子屋です。
今回は”良い姿勢”について書いていきます。
スポーツジムで働いているとよく「あー姿勢よくしたいなぁ」と耳にします。
しかしそもそも良い姿勢ってどんな姿勢なのでしょうか?
良い姿勢だと思っていても実はそれが悪い姿勢だった、なんてのはよくあります。
例えば無理に胸を張ってかえって力んでしまうとかです。
今回は良い姿勢とは何ぞや?に触れながら、良い姿勢でいることのメリットも書いていきます!
ではいきます!
良い姿勢とは重力に逆らわないこと
言わずもがな良い姿勢とは一番左の姿勢のことです。
具体的に言うと耳~肩~股関節~膝~土踏まずが重力に対して一直線になっている姿勢ですね。
この姿勢でいると各筋肉は適切な長さになるとともに、特定の筋肉に負担を強いることが少なくなります。
よって腰痛や肩こりといった不具合を起こす可能性も高いのです。
この姿勢をよく”関節のゼロポジション”なんて呼ぶこともあります。
言い換えるとどこの関節も使ってない=どの筋肉も使っていないということになり、まるで上半身はゆらゆらと揺らぎます。
これを無理に目指そうと思うと、変に背筋を伸ばしたり、胸を張ったりしてしまいますがそれはいけません。
上の良い姿勢でいるときに力むことはないからです。ゆったりと、自然と、ゆらめくのが良い姿勢なのです。
良い姿勢でいることのメリットは?
- 体が痛みにくくなる
- スポーツのパフォーマンスが良くなる
- 周囲からの印象が良くなる(就活や婚活で活かせる?)
- 心地よく眠れるようになる
などなど沢山あります。
人によって目的は変わってくると思いますが、いずれにせよ良い姿勢でいることは沢山のメリットがあるのです。
良い姿勢にするには?
僕ら整体師が姿勢改善を試みる場合、ざっくりとステップは二つあります。
①縮こまっている筋肉をストレッチする
②引き伸ばされている筋肉を引き締める
といった具合です。
上の画像で話を進めていきますね。
真ん中の人、「首が前に倒れて」、「背中が丸くなって」います。
首が前に倒れているとはつまり、後ろ側が伸びて前側が縮んでいるということです。
背中が丸くなっているとはつまり、背中が伸びて胸が縮んでいるということです。
よってこの場合、
引き締め→首の後ろ、背中
ストレッチ→首の前側、胸
というふうにそれぞれ対応は変わってきます。
よく聞かれる質問の一つに「姿勢をよくするのにストレッチって必要ですか?」と聞かれますが、ストレッチは必要です。
しかし無闇やたらと伸ばせばいいわけではありません。適材適所なのです。
いかがでしたでしょうか?
これから姿勢改善系の記事増えると思うので、参考にしてください!
では~。
「肩が凝る」「背中が張る」・・・コリとハリの違いってなに??
はいどうも、からだの寺子屋です。
先週コリの見つけ方について学んできたのですが、今回はまずコリとハリの違いについて書いていきたいと思います。
今、私が勉強している整体塾では、コリを見つけ→ほぐし→痛みを取るというのがおおまかな流れです。
その為にもまずコリを見つけることが先決なわけです。
そんなわけもあってコリを中心としながら違いについて言及していきたいと思います。
コリって何?
一言で言うなら「縮こまっている筋肉」がコリとなります。
呼び方は様々ありコリ、索状硬結、トリガーポイントなんて呼ばれたりもします。
縮こまっているとは、文字通り筋肉の長さが短くなっていたりすることです。
筋肉にはそれぞれ本来の適切な長さがあります。太もも表には太もも表の、二の腕には二の腕のと言ったように本来備わっている長さがあります。
しかし同じ姿勢でいることで特定の筋肉が縮みっぱなしになり、いつしかそれが常態化、次第にコリへと変化していくわけであります。
コリとなった部分は筋繊維(筋肉は細分化していくと繊維のような構造になっています)がこんがらがっていて、かつ多くの場合は柔軟性が失われています。
残念ながら筋肉は自らの力で伸ばす(元の長さに戻る)ことは出来ず、また短くなった筋肉というのは力が発揮しにくくなるという性質があります。
要するに縮こまった筋肉をそのまま放っておくとその筋肉は”使えなくなる”のです。
使えなくなっても何の迷惑もかけないならまだしも、そう都合よくはいきません。
使えない筋肉が出た分、他の筋肉が余計に頑張り始めます。
そうして特定の筋肉が使われすぎることで痛みだすのです。
じゃあハリって何?
「コリ=縮こまっている筋肉」というのは上で説明した通りですが、ここでのポイントは”力んでいる”わけではないということです。
凝っているとは必ずしもグッと力が入っているわけではありません。
ではハリはどうか?
ハリというのは「長くなって力が入っている筋肉」となります。
一番イメージしやすいのだと猫背です。背中を丸めれば、スッとしている時よりも長くなりますから。
ちなみに腰痛や肩こりなんかはハリに分類されることがほとんどです。
コリが出来る→筋肉が引っ張られる→ギューっと引っ張られたまま力む→血行不良で痛みだす。
といったふうに腰痛や肩こりが出来上がっていきます。
簡単にまとめると、
ハリは実際に痛みを訴える場所。
コリはその痛みの元凶(痛みは出ない)。
と、なります。
ほぐすべきはどっちか
ではコリとハリ、ほぐすべきはどちらでしょうか?
まぁもう上で書いてしまいましたが、ほぐすべきはコリです。
したがって「ちょっと肩を揉んでくれ」というのは、どうも問題があるのです。
肩が痛むということはどこか別の場所に凝っている筋肉が存在し、その筋肉が縮こまていることで肩周辺の筋肉が張って痛みが生じているのです。
肩の場合ですと力こぶ(上腕二頭筋)をほぐすと痛みが和らいだりするのですが、ここで張っている肩を揉んだりなんかしたらかえって悪化していきます。
じゃあコリってどこにあんの?
コリの場所、つまり悪さをしている筋肉を見つけその筋肉をほぐすことで張っている筋肉を元に戻せば痛みが和らぎやすくなるからです。
多くの場合凝っている筋肉というのは、ただ立っているだけでも縮こまっていたり、また柔軟性を失っていることがほとんどです。
ですので視診(見た目でどの筋肉が縮こまっているかを判断)したり、動診(柔軟性を失っている筋肉を判断)することで、コリを推定します。
その後触診と言って実際に触ってみてそこにコリがあるかどうかを確認します。
ちまみにコリは押すと痛いです。普段何もしなければ何の痛みもないのですが、いざそこを刺激してみると痛いのです。
よく「痛くない整体」とかありますが、僕のやろうとしている整体は痛いです。ただその分効きます。
いかがでしたでしょうか?
普段何気なく「凝った」「張った」と使いますがそこには違いがあります。
今そこは凝っているのか?張っているのか?を考えてみても面白いかもしれません。
それと大事なことだから2回言うけど、肩が張ってるからって肩揉んじゃだめだぞ!!
インナーマッスルとアウターマッスル!役割の違いと、それぞれの鍛え方!!
はいどうも、からだの寺子屋です。
今回はインナーマッスルとアウターマッスルの違いについて書いていきます。
何故このトピックについて書くかと言いますと、先日整体塾にて「インナーマッスルとアウターマッスルって何がどう違うの?」と聞かれ、改めて聞かれると即答できなかった為この記事を書きます。
インナーマッスルとアウターマッスルの違いはなんでしょうか?
スポーツ経験者なら多くの人が聞いたことがある、又は自然と「インナーマッスルが~」と無意識に使っていたと思います。
今回の記事では、それぞれの違い、役割、鍛え方を書いていきます!
インナーマッスルとアウターマッスルの境
まずはインナーマッスルとアウターマッスルの境からです。
つまりどこからがインナーで、どこからがアウターかという話です。
端的に言うと、
「人間の皮を剥いだ時に表層にあるかどうか」です!
- アウターマッスル・・・皮をべりべり剥ぐと現れる(触れることが出来る)筋肉。
- インナーマッスル・・・皮をべりべり剥いでも表に現れない(触れることが出来ない)筋肉。
ざっくり分けるとこんな感じです。
まぁ予想通りという人もいるのではないでしょうか?
インナーマッスルとアウターマッスルの役割の違い
次はそれぞれの役割の違いです。
当然ですがわざわざ分類されているくらいなので、それぞれ役割が異なります。
これも端的に言い表すとしたら、
- アウターマッスル・・・体を動かす筋肉
- インナーマッスル・・・体を固定する(維持する)筋肉
と、なります。
ちなみにこの役割の違いにはテコの原理が関係しています。
えー、絵の下手くそさは気にしないで下さい。
まずこれはアウターマッスルのテコです。
この図は「①のあたりを持って赤い紐を引っ張り、②の棒を手前に引いてくる」ように出来ています。
当たり前ですがテコの原理を使えば簡単に(そこまで力は必要なく)引っ張ることが出来ます。
これを同じようにアウターマッスルは骨から離れたところに筋肉がついています。
つまり骨を(体を)動かすことに特化しているのです。
次はインナーマッスルです。
インナーマッスルではだいぶ様相が異なります。
同じように「①のあたりを持って青い紐を引っ張って②の棒を手前に引いてくる」わけですが、今度はテコで言うと沢山の力が必要になります。
これと同じことが体でも起こっています。
つまりインナーマッスルは動かすことよりも、動かないように固定することのほうが得意なのです。
図はかなり大雑把に表現しましたが、おおよそこの通りのことが人体では起きていて常に私たちの体を支えてくれています。
それぞれの鍛え方は!?
役割が異なるように、その鍛え方も異なります。
鍛え方としては、
と、なります。
基本的に人間の体はインナーマッスルが優先的に働くようにプログラムされています。
なのでアウターマッスルを動員する場合には、高重量を扱ってアウターマッスルが関与するしかない状態にすることが必要です。
ちなみに鍛えるならインナーマッスルを鍛えるべきだと僕は考えます。
いくら優先的にインナーマッスルが使われているからと言っても、偏って一部の筋肉しか使われていなかったら筋肉が無いも同然です。
筋肉があるだけでなく、しっかりと使える状態にしておくことが大事なのです。
じゃあアウターは鍛える意味ないの?って疑問を浮かべる人もいるでしょうが、優先度の話です。ムキムキのマッチョに憧れる人は鍛えればいいのです。
ただ「動かす筋肉」優位の体は固定が下手くそでそれによる弊害(姿勢の乱れ)を生む可能性が高いのです。
日頃アウターばかり動かし、日常的にアウターに頼るようになると姿勢は崩れやすくなります。なぜならアウターは固定が苦手だからです。
なので姿勢が気になる人や、無用な痛みから遠ざかりたい人はインナーを鍛えて使えるようにしておきましょう!
いかがでしたでしょうか?
まずはあなたの思う”健康”を思い描きましょう!その健康によって体の鍛え方も変わってきます。
少しでも参考になればうれしいです!
では~。
O脚の原因は!?骨か筋肉かどっち??
はいどうも、からだの寺子屋です。
今回はO脚に関するエントリです。
と言うのも、先日職場の人から「O脚ってどうすれば直るの?」と聞かれたことがキッカケなのですが、かくいう僕もO脚なのです。
「ん?そういやO脚ってそもそもなんだ?」ってあたりから始まりあれよあれよと迷宮入り・・・しそうになったところを塾にて色々と質問をして参りました。
今回はO脚が気になる、けど原因が分からない人向けに書いていきます。
きっと一番気になるのはその原因が骨(の変形)なのか?筋肉(の使い方による偏り)なのか?あたりだと思うので、そのあたりを中心に書いていきます!
O脚のほとんどが筋肉由来である
まず第一に”ほとんど”としたのは骨が由来であることもあるので、”ほとんど”と付けました。
しかしながら「私、O脚が気になるのよね~」の人は大抵筋肉が由来であるようです。
それを判別するには、まずは立位で脚を揃えてみましょう。きっと出来ないはずです。
しっかりとO脚であることを噛み締めたら今度はハーフスクワットの姿勢(軽く膝を曲げて中腰になる姿勢)を取ってみましょう。
そうするとあら不思議。おそらく膝がぴったりとくっつくかと。
真っすぐ立つとO脚、けどちょっと膝と腰を曲げるとO脚改善・・・・そう、ここにO脚が筋肉由来である原因が隠されています。
いたずらをしているのは縫工筋
多くの場合、先ほどの「まっずぐ立つとO脚、けど膝腰を曲げたらO脚改善」のいたずらをしているのは縫工筋(図の青い箇所)であることが多いようです。
この縫工筋の動きとしては、膝を曲げ(膝関節の屈曲)股関節を曲げ(股関節の屈曲)股関節を外に捻る(股関節の外旋)という役割があります。
ちょっと難しく表現しましたが平たく言うと”あぐら”をした時に最も使われる(最も収縮する)筋肉です。
気になった人はあぐらをかいてみましょう。
その時、脚の付け根~膝の内側あたりの筋肉が最も収縮し、かつその筋肉が悪さをしています。
ちなみに使っている感はありません。なぜなら意識して力を入れているわけではないからです。あぐらをかくと勝手に縮んでしまうのです。
どんな風にいたずらしているか?
その為には縫工筋がどんな風に使われているのか分類してみます。
3つに分類し、それぞれ「収縮している時」「伸長している時」「O脚時」の3つに分けます。それぞれの縫工筋の様子を確認してみましょう。
・縫工筋が収縮している時=膝が曲がって、股関節が曲がって、股関節が外旋(膝が外に開いてる)。要するにあぐらをしている時。
・縫工筋が伸びている時=股関節が伸びて(体を真っすぐにして?)、膝が内旋(膝がくっつく)している時。要するにO脚でないまっすぐな脚のこと。
・O脚の時=股関節が伸びて(体が真っすぐで)、股関節が外旋(膝が外に開いている)
これおかしいの分かりますかね?O脚のところ。縮む時と伸びる時の動きが同時に起こっているのです。伸びながら縮むっていう状態。
縫工筋がきちんと伸ばすことができれば立ち上がった時でも膝は完全に伸び、股関節も伸び、そして膝が揃うのです。
しかしながら僕をはじめ、O脚の場合には縫工筋が縮こまっている為立ち上がった時に完全に伸ばし切ることができずに、股関節の外旋(膝が外に向かう動き)という縮む時の動きが残ったままになるのです。
つまり縫工筋が完全に伸ばしきれずに縮んでいるためO脚になるのです。
しっかりと縫工筋をほぐしてストレッチすること、また使えるようにすることが必要です。
何が原因なの?
原因として考えられるのは、あぐらのかきずぎ、又はそれに近い姿勢を日常的にとっていることだと思われます。
僕の場合だと完全にあぐらのかきすぎです。
と言うのも普段畳で生活をしている上に、パソコン作業する時も畳の上においた机で行います。今もあぐらをかいてキーボード叩いてます。
今は日頃から、特にあぐらをかいた後や体が温まっている運動後・風呂後にストレッチを欠かさないよう心がけています。
いかがでしたでしょうか?
まだまだ不十分でしょうが、なにか身体のことについて掴むキカッケになる気がしています。
それとどうやらこのO脚、膝痛などとも関係が深いようなのでさらに深めていきたいと思います。(自分が膝痛なので何とかしたいのです)
またドシドシ更新していきます!
では~。
慢性痛の原因を探せ!コリをとる方法と探し方!!
はいどうも、からだの寺子屋です。
今回は慢性痛における「痛みの取り方」について書いていきます。
現在僕はある整体塾に通いながら体のことについて学んでいるわけですが、そこでは慢性痛の取り方についても学んでいるのです。
学んだことの復習だけでなく、これから僕がどんなことをしようとしているかを知って貰うためにも紹介したいと思ったので書きますね。
ではいきます!!
トリガーポイントと呼ばれる技法を用いている
主に”トリガーポイント”と呼ばれる技法を用いて慢性痛を取り除きます。
トリガーポイント(英: Trigger point)とは、圧迫や針の刺入、加熱または冷却などによって関連域に関連痛を引き起こす体表上の部位のことである[1]。トリガーポイントは単なる圧痛点ではなく、関連痛を引き起こす部位であることに注意が必要である。平たく言えば、患者が指摘する最も凝りの強い部位、あるいは痛みが存在する部位で、しかも圧迫により痛みが周囲に広がる部位と考えられる。トリガーポイントの留意点としては、疼痛を自覚している部位に多くは存在するけれども、かけ離れた部位に見いだされることもある点である。[2]
なお、トリガーとは「引き金」の意味である[3]。そのため、発痛点(はっつうてん)とも呼ばれる[4]。
ウィキペディアで調べるとこんな風に出てきます。
ようするに痛みがある場所とは別のところに原因があり、そこをいじることによって痛みを取り除く技法のことです。
またトリガーポイントでは主に二つの用語が登場します。
- 圧痛点・・・痛いところ、症状が出ているところ
- 反射点・・・痛みの元、操作するところ、トリガーポイント
要するに、
- 圧痛点・・・お客さんが痛いと訴えるところ(腰とか肩とか)
- 反射点・・・実際に施術で触るところ(原因は太もも裏とかお尻だったりする)
てな感じです。
流れとしては圧痛点で痛みを確認したあと、その痛みが取れる反射点を探しいきます。
この時の反射点の場所ですが無闇やたらにテキトーな場所にあるわけではなく、ある程度筋肉の特性に則っているので、それを頼りに探していきます。
基本的には縮こまっている筋肉に原因がある!
多くの反射点は縮こまっている筋肉に原因があることが多いようです。
例えば、
- 前屈して指が床につかない人の太もも裏
- デスクワークをし続けた人の力こぶ
などがあげられます。
これらの筋肉はいずれも筋肉が縮むことによって硬くなり、また次第にコリへと変化します。
ちなみにコリとは生理学でいうと”索状硬結”と呼ばれ、筋肉がぐちゃぐちゃに絡まったような状態のこと指します。
それら縮こまった筋肉が悪さをする(他の筋肉を引っ張る)ことによって慢性痛が引き起こされます。
なので我々整体師はその反射点をほぐし、必要であればストレッチをし元の長さに戻すことによって圧痛の痛みを取り除くわけです。
ただし反射点は一つではない!!
めぼしい反射点は存在するものの、そうは簡単にいかないのが人間の体なようで。
「ここだ!」と反射点をほぐしてみたはいいものの、一向に圧痛点の痛みが取れないこともあるようです。
しかし!そんな時に覚えておきたいのが探し方のコツ。
具体的に3つの目安が存在します。
同一ライン
そのままです。例えば背中~臀部~太もも裏~ふくらはぎ~足底、といった具合です。
腰が痛いと訴える患者さんがいて、めぼしい反射点をあてても効果が出ない場合には同一ラインもあてましょう。
真反対
反対と言っても様々な反対があります。
左右、内外、裏表などなど。
右の表が痛いと言われて、「左の裏」なんて可能性もあるそうです。やれることは尽きませんね。
構造上の類似
これが面白い。
例えば肩甲骨=骨盤と見立てることを指します。
他にも、
- 第1頚椎(首)=第11胸椎(腰)
- 肩関節=股関節
- 膝関節=肘関節(つまり太もも裏=ちからこぶ、ふくらはぎ=前腕の屈筋)
- 足首=手首
などがあります。
言われてみれば相対していますが、まさか痛みを取ることにおいて繋がりがあるとは。
人間の体って面白い。
これら反射点を見つけるために視診・動診を用いる
ここまでつらつらと痛みの発生源について書いてきました。
が、いきなり「ここだ!」とヤマ勘でほぐすわけではありません。
縮んでいるであろう箇所、動きにくい(動きを制限している)箇所を姿勢を見たり実際に動いてもらうことによって判断していきます。
スピリチュアルでも何でもなく当たり前の解剖学を用います。
自分の体で何が起こっているのか、特に痛い時には冷静さを失いアレコレを要らんことを考えがちになります。(骨に異常があるのでは?もしかして一生治らない?など)
しかしそんな時だからこそ、我々整体師は客観的にあなたの体で何が起こっているのか、もっと言えばあなたの体が何と叫んでいるのかを翻訳して伝えます。
痛みとは体の危険信号、つまりSOSの叫びです。
余計な心配事はせずに体の声に耳を傾けましょう。我々はそのお手伝いをします。
・・・とまぁ偉そうに語りましたが、この記事を書いている現時点ではまだ視診・動視は身につけてません。
はやく身につけます!!
いかがでしたでしょうか?
若干難しい話になりましたが何を言いたいかというと、これから僕がやろうとしていることは精神世界の怪しい手法でもなければ、ゴッドハンドと呼ばれる一発逆転の手法でもありません。
当たり前の(先人たちが積み上げて下さった)解剖学と生理学を繋げて考えた手法です。
多くの人の役に立てるよう、分かりやすく届けたいと思います!!
では~。
結局ストレッチって必要なの?必要じゃないの?って話
はいどうも、からだの寺子屋です。
今回はストレッチの是非について書いていきます。
と言うのも、よくスポーツジムで勤務していて「ストレッチってしたほうがいいんですか?」と聞かれるからです。
多くの人は小学校の体育からストレッチを始めたはずです。
しかしその必要性や重要性については触れられることなく、ただただ「運動前には準備運動としてストレッチ」という認識で行っていたはずです。
しかしながら実際のところ「ストレッチって本当に必要なの?」ってのが本音だと思います。なんか重要そうだけどそれを実感したことない上に、なんかちょっと調べると「ストレッチは要りません!」っていう本も出てるし・・・
一体全体なにが本当かわからなくなってきますよね。
今回はそんなストレッチのが本当に必要なのか?について書いていくので、ぜひ参考にして下さい。
ではいきましょう!
ストレッチは必要です!!
あい、結論です。ストレッチはしましょう。
「なーんだやっぱ必要なんか」って人もいると思いますが、まぁそう焦らず。
今日はここから”なぜ必要か?”を書いていきますよ。
それには筋肉の特性を知る必要がある!
当たり前ですが、ストレッチとは筋肉をストレッチさせています。
そんな筋肉ですが、筋肉にはある特性があるのです。
一つではないのですが、数ある特性の中の一つに「自ら縮めるが、自ら伸びることは出来ない」という特性があります。
これが分かるとストレッチの重要性が理解できます。
生理学の話になりますが、筋肉を細かく分解していくとアクチンとミオシンという小さな繊維に分解することができます。
この二つ、普段は離れているのですが脳から指令が送られると、ぐいーとお互い近づいていきます。
このお互いが近づいた状態こそ、筋肉が縮んでいる状態なのです。
図にするとこんな感じ。
上の図が離れている状態(筋肉が縮んでいない状態)
下の図が近づいている状態(筋肉が縮んでいる状態)
問題は縮んだ後です。
縮む、つまりお互いがぐいーと近づいたあと勝手に元通りに離れていくかと思えばそうではないのです。
意識的だろうが、無意識だろうが一度近づいたアクチンとミオシンは近づいた状態を維持します。それが筋肉の特性です。
つまり筋肉は一方通行なのです。
だからこそ元通りにしないといけない!
一方通行であるが故、近づいたアクチンとミオシンを離して元通りの長さにしないといけません。
もしかしたら「え、でも腕にぎゅっと力を入れてもすぐに腕を伸ばせるよ」って思う人もいるかもしれませんが、もっと細かい筋繊維単位では縮んでしまっています。
これが常態化するといわゆる「コリ」(解剖学では索状硬結と呼ぶ)となって慢性痛の引き金になります。
分かりやすいところで言うと、あぐらをずっとかいてから立ち上がろうとすると上手く膝が伸ばせなくなりますよね。あれです。あれがもっと体感しづらい場所で起こると慢性痛になります。
そしてその「元の長さに戻す行為」こそストレッチであるのです。
基本的には縮こまったところを伸ばすのが基本です。
ちなみにどこが縮こまっているかは人によって異なります。
分かりやすいのは太もも裏
人によって異なるとは言ったものの分かりやすいのは太もも裏です。
立った状態で前屈をして指先が床につかない人は太もも裏が縮んでいる証拠です。ストレッチしましょう。
太もも裏は色んなシーンで体のあらゆるところに影響を及ぼします。
特に腰痛に影響する筋肉であるにで、最低限指先が床に届くくらいにはしておいたほうがいいと思います。
だからストレッチをしろ!
以上の理由からストレッチは必要です!やらない理由はありません。
ただし!だからといって無闇やたらにストレッチすればいいと言うわけでもありません。
ストレッチすべきなのは「ずっと曲げていた部位」です。
- ずっとあぐらをかいた後の太もも裏とか
- パソコン作業をし続けたあとの力こぶとか
- 肩こりが気になった時の首の前側とか
などなどです。
より細かいケース分けは今後発信していきますが、とりあえずストレッチは必要だと覚えておきましょう!
ちなみにこれを見てもなお「いやストレッチはいらねぇよ!!」って人はご自由にどうぞ。ただしコリは増えていく一方ですよ。
自分の体を自分でケアできるようにするためにも、積極的にストレッチを活用していきましょうね!!
いかがでしたでしょうか?
今回はストレッチの重要性について書きました。
ぜひ参考にしてください!
では~。