慢性痛の原因を探せ!コリをとる方法と探し方!!
はいどうも、からだの寺子屋です。
今回は慢性痛における「痛みの取り方」について書いていきます。
現在僕はある整体塾に通いながら体のことについて学んでいるわけですが、そこでは慢性痛の取り方についても学んでいるのです。
学んだことの復習だけでなく、これから僕がどんなことをしようとしているかを知って貰うためにも紹介したいと思ったので書きますね。
ではいきます!!
トリガーポイントと呼ばれる技法を用いている
主に”トリガーポイント”と呼ばれる技法を用いて慢性痛を取り除きます。
トリガーポイント(英: Trigger point)とは、圧迫や針の刺入、加熱または冷却などによって関連域に関連痛を引き起こす体表上の部位のことである[1]。トリガーポイントは単なる圧痛点ではなく、関連痛を引き起こす部位であることに注意が必要である。平たく言えば、患者が指摘する最も凝りの強い部位、あるいは痛みが存在する部位で、しかも圧迫により痛みが周囲に広がる部位と考えられる。トリガーポイントの留意点としては、疼痛を自覚している部位に多くは存在するけれども、かけ離れた部位に見いだされることもある点である。[2]
なお、トリガーとは「引き金」の意味である[3]。そのため、発痛点(はっつうてん)とも呼ばれる[4]。
ウィキペディアで調べるとこんな風に出てきます。
ようするに痛みがある場所とは別のところに原因があり、そこをいじることによって痛みを取り除く技法のことです。
またトリガーポイントでは主に二つの用語が登場します。
- 圧痛点・・・痛いところ、症状が出ているところ
- 反射点・・・痛みの元、操作するところ、トリガーポイント
要するに、
- 圧痛点・・・お客さんが痛いと訴えるところ(腰とか肩とか)
- 反射点・・・実際に施術で触るところ(原因は太もも裏とかお尻だったりする)
てな感じです。
流れとしては圧痛点で痛みを確認したあと、その痛みが取れる反射点を探しいきます。
この時の反射点の場所ですが無闇やたらにテキトーな場所にあるわけではなく、ある程度筋肉の特性に則っているので、それを頼りに探していきます。
基本的には縮こまっている筋肉に原因がある!
多くの反射点は縮こまっている筋肉に原因があることが多いようです。
例えば、
- 前屈して指が床につかない人の太もも裏
- デスクワークをし続けた人の力こぶ
などがあげられます。
これらの筋肉はいずれも筋肉が縮むことによって硬くなり、また次第にコリへと変化します。
ちなみにコリとは生理学でいうと”索状硬結”と呼ばれ、筋肉がぐちゃぐちゃに絡まったような状態のこと指します。
それら縮こまった筋肉が悪さをする(他の筋肉を引っ張る)ことによって慢性痛が引き起こされます。
なので我々整体師はその反射点をほぐし、必要であればストレッチをし元の長さに戻すことによって圧痛の痛みを取り除くわけです。
ただし反射点は一つではない!!
めぼしい反射点は存在するものの、そうは簡単にいかないのが人間の体なようで。
「ここだ!」と反射点をほぐしてみたはいいものの、一向に圧痛点の痛みが取れないこともあるようです。
しかし!そんな時に覚えておきたいのが探し方のコツ。
具体的に3つの目安が存在します。
同一ライン
そのままです。例えば背中~臀部~太もも裏~ふくらはぎ~足底、といった具合です。
腰が痛いと訴える患者さんがいて、めぼしい反射点をあてても効果が出ない場合には同一ラインもあてましょう。
真反対
反対と言っても様々な反対があります。
左右、内外、裏表などなど。
右の表が痛いと言われて、「左の裏」なんて可能性もあるそうです。やれることは尽きませんね。
構造上の類似
これが面白い。
例えば肩甲骨=骨盤と見立てることを指します。
他にも、
- 第1頚椎(首)=第11胸椎(腰)
- 肩関節=股関節
- 膝関節=肘関節(つまり太もも裏=ちからこぶ、ふくらはぎ=前腕の屈筋)
- 足首=手首
などがあります。
言われてみれば相対していますが、まさか痛みを取ることにおいて繋がりがあるとは。
人間の体って面白い。
これら反射点を見つけるために視診・動診を用いる
ここまでつらつらと痛みの発生源について書いてきました。
が、いきなり「ここだ!」とヤマ勘でほぐすわけではありません。
縮んでいるであろう箇所、動きにくい(動きを制限している)箇所を姿勢を見たり実際に動いてもらうことによって判断していきます。
スピリチュアルでも何でもなく当たり前の解剖学を用います。
自分の体で何が起こっているのか、特に痛い時には冷静さを失いアレコレを要らんことを考えがちになります。(骨に異常があるのでは?もしかして一生治らない?など)
しかしそんな時だからこそ、我々整体師は客観的にあなたの体で何が起こっているのか、もっと言えばあなたの体が何と叫んでいるのかを翻訳して伝えます。
痛みとは体の危険信号、つまりSOSの叫びです。
余計な心配事はせずに体の声に耳を傾けましょう。我々はそのお手伝いをします。
・・・とまぁ偉そうに語りましたが、この記事を書いている現時点ではまだ視診・動視は身につけてません。
はやく身につけます!!
いかがでしたでしょうか?
若干難しい話になりましたが何を言いたいかというと、これから僕がやろうとしていることは精神世界の怪しい手法でもなければ、ゴッドハンドと呼ばれる一発逆転の手法でもありません。
当たり前の(先人たちが積み上げて下さった)解剖学と生理学を繋げて考えた手法です。
多くの人の役に立てるよう、分かりやすく届けたいと思います!!
では~。