寝起きに腰が痛い!どうしたらいいの??その原因と解決法!
はいどうも、からだの寺子屋です。
今回は今働いているスポーツジムのお客さんから「寝起きに腰が痛いんだけどどうすればいいの?」と質問受けたのでそれについて考察します。
経験ある方も多いかと思います。
寝て起きてすぐの腰痛。当然気分の良いものではありません。
よく「寝相が悪くてさ~」なんて聞きますが、寝相もですが今回はそれ以外の理由で考察していきたいと思います。
寝相を改善するとなると意識外の話になりますが、もしかしたら原因は寝相でなく改善の余地があるかもしれません!
ではいきましょう!
最も可能性が高いのが太もも裏が縮こまっていること
最も可能性が高いのが太もも裏が縮んでいることです。
ちなみに太もも裏とは解剖学用語では「ハムストリング」と呼ばれています。よく省略されてハムと呼ばれているので、以後太もも裏はハムと呼んでいきます。
さてこのハムですが、図によると(少し見づらいですが)骨盤の後ろについていることが分かります。
場所でいうと体育座り(三角座り)をしたときに地面にあたる骨の部分です。
大体あそこら辺にくっついています。
そしてこのハムが縮こまる、分かりやすいところで前屈がうまくできなかったりすると骨盤を後ろに引っ張り始め、下のこんな姿勢になりやすくなります。
すると腸腰筋が常に引っ張れて力が入った状態→使いすぎ・頼りすぎによる筋緊張の高まり→酸欠→痛み発生、といった具合に痛みが起こります。
寝ている最中にも同じことが起こっている!
寝起きに腰が痛い人は寝ている最中にも同じことが起こっている可能性が高いです。
冒頭、話にだしたお客さんはハムが硬すぎて前屈した時に指がつま先にも届かない人でした。
そのお客さんの場合はハムが硬いので、基本足をまっすぐ伸ばして座ることが出来ません。
それくらい硬いハムを寝ている最中に足を真っすぐ伸ばして寝ようとした時に、ガチガチのハムは縮みに行こうとするので腸腰筋が引っ張られ力む→血行不良→痛み、のコンボでした。
もしかしたらハム以外にも、そもそも腸腰筋が硬い→でも寝る時に体をまっすぐにする→本来真っすぐになりづらい体を真っすぐに維持する→腸腰筋が縮もうと力む→以下略って具合で痛みが発生する人がいるかもしれません。
痛みの原因は血行不良である!!
寝ている最中に限らず、どんな時であっても慢性痛の原因は血行不良による酸欠が引き起こすものです。
しかし寝ている最中に運動しろ!というわけにもいかないので、せめて寝る前にハム、腸腰筋のストレッチをしてみましょう。
しかしそれでも改善しない場合
もし沢山ストレッチしてもなかなか改善しない場合には、寝具に原因があるかもしれません。
例えばベッド深く沈んで腰が垂れ下がってしまう、ベッドの位置がいつも同じで寝返りの方向がいつも同じなどです。
ベッドが深く沈むことにより腰が痛むのは想像しやすいと思いますが、ベッドの位置によっても体の使い方は左右されます。
壁の向きが一定であれば寝返りの向きも一定になりやすいようでして、すると体の使い方が常に同じになります。
できたら反対方向にも寝返りをうって、真逆の筋肉も使いたいところです。
いかがでしたでしょうか?
一概にこれ!とは言い切れませんが可能性が高いのを書いてみました!
ぜひお悩みの方は試してみて下さい!
では~。