からだの寺子屋

スポーツトレーナー兼整体師を生業にしてます。病院には内臓の内科、骨の整形外科とありますがさて筋肉は?日々の生活が少しでも向上するようあなたの疑問にお答えします。

あなたはどれ!?実は腰痛には3パターンしかない!腰痛の原因とケア方法

ご覧頂きありがとうございます!

今回は腰痛についてです。

 

今このページを開いているあなたは、

「以前腰痛に悩まされてました」

「いやむしろ今痛いわ」

「腰痛なりたくないから知識欲しいわ」

 

上記いずれかの3つであると思います。

僕も腰痛経験者の一人なのですが、本当にタチが悪いです。まぁタチ悪いのは腰痛に限った話ではありませんが。

 

腰痛、特に「腰」というのは「にくづき(体を示す漢字)」と「要」を合わせた漢字。

文字通りとても重要な部位であり、どんな動きをするにもほとんど関与する部位であります。

 

ですのでどうしても神経質になります。

しかもまるで「骨に異常があるのでは・・・?」と思わせるほどの痛み。

でも大丈夫。ほとんどの場合は筋肉由来の痛みです。きちんとした対処をすればしっかり痛みは取れます。

 

しかしもしも日ごとに痛みが増したり、麻痺がある場合に関しては内臓疾患や整形外科疾患を疑って病院へ直行です。病院で治療してもらえます。

慢性的な痛み(筋肉由来の痛み)はこれからお伝えする3つの姿勢のいずれかに該当している可能性が高いです。

自分がどの姿勢に該当するかを理解し、しっかり対処・予防しましょう!

 

ではいきます!!

 

①いわゆる典型的な猫背

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いわゆるよく言う猫背。

完全に背中が丸まって、腰周辺の筋肉が引き延ばされた状態です。

 

よく腰痛というと背筋運動をした時のように腰がぎゅーと縮まった時に起こるとイメージされがちですが、それよりもむしろ上の写真のように背中が丸まって腰の筋肉が伸ばされた状態のほうが実は痛みは起きやすいのです。

 

ちなみにこの姿勢が一番起きやすいのはデスクワーク。

デスクワーク経験者なら分かると思いますが、疲れてくると上に伸びをしたくなりますよね。その動きは大変自然な動きでして、「伸びて固まった筋肉」を何とか縮めて元の長さに戻そうとする動きなのです。

 

原因と対処法!

この姿勢の場合の原因は主に二つ。

一つ目は太もも裏、解剖学ではハムストリングと呼ばれる部位です。

二つ目はお尻、解剖学では臀筋(でんきん)なんて呼ばれ方をしています。

 

この二つの筋肉が長時間座ったままでいたりするとだんだんと縮んできます。

そうするとその上についている腰の筋肉はぐいぐいと引っ張れて次第に背中が丸まってきます。あとは上で説明した通り。伸ばされた状態が長く続いた筋肉は痛みだすので、晴れて腰痛の発症です。

 

 

まずは日頃から太もも裏とお尻のストレッチをしましょう。

それと余裕があればストレッチポールとかを太もも裏に「あーいてぇなー」くらいの強さで5分くらい当ててからストレッチしましょう。単にストレッチするよりも筋肉がほぐれるので効果が出やすいかと。

 

お尻に関してはテニスボールとか小さいものを準備して「あ!いってぇ!」と感じる場所に当てましょう。そこは凝ってるところです。

それからストレッチしましょう。

 

②反り腰(出っ尻)

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はい。決して綺麗な女性のお尻を見せたいわけでもありませんし、そういうサイトでもありません。いやまぁお尻は大好きだけどね。

ちょうど良い画像がこれしかなかったのです。ほんとは自分で書きたいの!でも絵心ないの!

 

んで見てほしいのはお尻では無くて、腰の部分です。

これかなり反ってますよね?おそらくこれは撮影用に反っていると思うのですが、この姿勢が日常的におこっている人がいます。

 

それが出っ尻や反り腰と呼ばれる方々でして、特に女性に多い印象です。

歩いているとペンギンがよちよちと歩いているようで何とも違和感のある歩き方をしています。あまり多くは見かけませんがたまーにいます。

(どうやら日本人には少ないみたいなので見たことない人もいるかも?)

 

これはある特定の動きでこうなったというよりも、本人の体の使い方の癖に由来することが多いです。もしかしたらモデルに憧れてこの姿勢をしていたら反り腰になることもあるかもしれませんが。

 

原因と対処法!

今度は体の前側についている筋肉が縮こまっています。特に腸腰筋(ちょうようきん)という背骨にくっついている筋肉をしっかりと伸ばす必要があります。

 

まだ画像や写真を準備しきれていないのですが、「腸腰筋 ストレッチ」と検索すると沢山出てきます。ポイントは脚の太もも表付け根〜お腹にかけてがしっかりと伸びているのを感じながら行うことです。ストレッチはおよそ50秒ほど。

 

 

 

③お腹突き出し型

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最近急増している姿勢です。猫背や反り腰のように名前がついていませんが、ここではお腹突き出し型と呼ぶことにします。

 

おそらく現代人のほとんど人がこの姿勢に当てはまります。

最近出始めた姿勢のせいなのかネットで「腰痛」や「お腹突き出し型」と調べてもこの姿勢についてはほとんど書かれていません。書かれているのは①と②のパターンのみです。

 

この姿勢はスマホの登場や便利になって足腰を使うことが減ったことによって急増したと考えられています。もしかしたら姿勢を気にしている人は上の画像を見た時点で「そうそう!これ!」となるかもしれませんね。

 

原因と対処法!

この姿勢の改善方法は実は①と同じなのです。

この姿勢によって引き起こされる腰痛の場合、悪さをしているのは太もも裏とお尻の筋肉です。ケアの方法も同じなので、ネチネチと粘っこくこの二つの筋肉を攻めてみて下さい。効果が出るのがはやい方もいるかもしれません。

 

ちなみにこのお腹突き出し型の姿勢。腰に限らず首や肩にもダメージがかなり来るのです。①の猫背よりも重心の位置的に頭を支えるのにかなり首や肩が無理をしています。

 

なので「あれ?この姿勢だけど腰よりもむしろ首が・・・」というそこのアナタ!

首、肩は勿論ですが太もも裏とお尻が縮こまっているのも確かなので腰が痛くないからと言ってケアを怠らないように!!

 それと首・肩については別の記事でしっかり説明します。

 

肝心なのは自分で自分の体をケア出来る事

いかがでしたでしょうか?

つらつらと書きましたが最終的な理想は一人一人が自分の体をしっかりとケア出来る事です。まぁそんなことされたら僕の仕事は無くなってしまうワケですが(笑)

 

よく勘違いされますが僕ら整体師の仕事は「お客さんの体を治す」ことではありません。あくまで体を治すのはお客さん自身、僕らはその手助けに過ぎません。

 

しかし自分の体がどうなっているか本人ではなかなか分からないのです。

それに痛くなるのは腰や肩など、どうしたって気になる箇所ばかり。

仕事は勿論、プライベートですら蝕み、気が病んでくるのが痛みというものです。

 

だからこそ僕ら整体師がいます。当然ですが僕と会うからには元気になってもらいたいです。

 

 

今日の記事は以上です!

最後まで読んで頂きありがとうございました!

今日の記事に関する質問とか、もっと知りたい内容とかあったらじゃんじゃんコメント下さいね!

 

では~。