からだの寺子屋

スポーツトレーナー兼整体師を生業にしてます。病院には内臓の内科、骨の整形外科とありますがさて筋肉は?日々の生活が少しでも向上するようあなたの疑問にお答えします。

開脚のストレッチをすると鼠径部が痛い!なんで脚の付け根あたりが痛むの??

はいどうも、からだの寺子屋です。

 

今回はお客さんから「開脚しようとストレッチを頑張っているんだけど、太もも裏や内ももが伸びるよりも脚の付け根(鼠径部)が痛むのだけどなんで・・・?」と質問を受けたので、それについて考察していきます。

 

この悩み、体の硬い人なら経験があるのではないでしょうか?

特に男性に多い印象です。

かくいう僕のその経験者の一人です。

 

「まだまだ太もも裏が硬いからだ!」と励むのはいいのですが、やはり痛みが気になってしまいます。

もちろん傾向と対策があるので、それを書いていきます。

 

 

ではいきましょう!

 

 

痛んでいるのは腸腰筋と呼ばれる筋肉

はい、よく出てくる筋肉ですが今回も痛んでいるのは腸腰筋です。

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痛んでいる場所は下のほうです、ちょうど開脚しようと脚を広げたときに折れ曲がる鼠径部のあたりですね。

 

体が硬い、特に太もも裏が硬いと骨盤が後ろに引っ張られて脚を広げて座ろうと思うと後ろに倒れそうになってしまいます。

背中が曲がって、何かにつかまっていないと倒れてしまう感じ、体が硬くて悩んでいる人なら誰しもが経験するアレです。

 

この時、意識は腸腰筋を曲げて体を前に倒そうとしますが、逆に体は耐え切れず後ろに倒れようとしています。

腸腰筋の役割は体を曲げることなので、鼠径部周辺の筋肉は「体を前に倒しながら、しかし耐え切れず後ろに倒れている」という矛盾した状態が起こっています。

 

 

その状態は痛みが起きやすい状態である!

「体を前に倒しながら、しかし耐え切れず後ろに倒れている」、言い換えれば「筋肉を縮めようとしながら、伸びている」状態であります。

 

伸びたり縮んだりが繰り返されていればいいのですが、残念ながらこの状態はただ伸び切っているだけです。

筋肉のポンプ(血流促進効果)は望めません。

 

筋肉のポンプ(血流促進効果)が機能していない状態での力みは筋緊張を高めて、酸欠を引き起こします。

酸欠が起こった筋肉では次第に緊急信号として痛み物質が発生します。

 

したがって太もも裏が硬い状態で開脚をしようとすると、つい鼠径部(腸腰筋)に力が入ってしまい痛みを引き起こすのです。

 

 

だったら後ろに倒れない状態でストレッチすればいい!

解決策として有効なのがこれです。

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なんて言うのか分かりませんが仮に「壁開脚」と名付けましょう。

 

原理としては、

後ろに倒れそうになる→それを支えようと鼠径部が頑張る→痛み

と言った具合なので、そもそも後ろに倒れないようにすれば良いのです。

 

上の画像のように背中を床につけてしまえば、後ろに倒れようがありません。

これなら思う存分開脚してストレッチすることが可能になります。

 

もしも開脚して後ろに倒れそうになったり、鼠径部あたりに痛みを感じる人がいたら試してみて下さい!

 

 

いかがでしたでしょうか?

一概に「開脚できる=健康」とは思いませんが、開脚できるようになりたい!と考える人は多いように感じます。

 

ぜひ試してみて下さい!

 

 

では~。

何故!?座る時や立つ時だけ腰が痛い!その原因!

はいどうも、からだの寺子屋です。

 

今回は職場の後輩の悩みです。

その後輩曰く「立つ時や座る時だけ腰が痛いのですが何でなんでしょう?」とのこと。

いったん座ってしまえば痛みはなく楽になるそうなんですが、座ろうとして椅子に腰をかけた瞬間に腰に痛みが走るそうです。

 

今回はこの原因を考察していきます!

 

 

一番の原因は腸腰筋が使えていないこと

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一番の原因は腸腰筋と呼ばれる筋肉が使えていないことです。

この腸腰筋、背骨~足の付け根あたりについているのですが、特に背骨についていることからこの筋肉が痛んだ時にまるで骨が痛いかのように錯覚します。

 

この筋肉が伸びて力んでいたりすると特に痛みが生じやすいわけですが、同じことが立つ瞬間や座る瞬間でも起きています。

 

腸腰筋がしっかりと縮むと腰椎の前腕と呼ばれる、背骨が前にたゆみます。

しかし腰痛を抱えている人はこの腰椎の前腕(腸腰筋の短縮)がうまく出来ないため、伸びたまま動作(立つ、座る)を繰り返してしまします。

 

 

 

痛みを起こさないためには、しっかりと筋ポンプしていることが大事

痛みは主に血行不良による酸欠で引き起こされます。

したがってしっかりと筋肉がポンプ(伸びたり縮んだり)していれば血流が滞ることもないので、痛みの物質も発生しにくくなります。

 

しかし先ほど説明したように立ち上がったり、また座ったりする時も腸腰筋がうまく縮まずに動作を繰り返していると筋肉は「力が入っているのに伸びている」状態が長く続くことになります。

 

すると筋緊張の高まり→血行不良→酸欠→痛み物質の発生、という流れで痛みが起きてしまうのです。

 

 

腸腰筋は衰えやすいので要注意

人間疲れてくると楽をしたがるのが常。

したがって立位、座位、その他もろもろの動き中で極力使う筋肉の数を減らしてしまいます。

 

当然使わない機能(筋肉)は衰えます。

その中でも衰えやすいのが腸腰筋と言われています。

分かりやすく腸腰筋を使わなくなる(体がサボりだす)のは座っている時に腰が丸まってくることでしょう。

 

深く座ると背中だけでなく、脚なども疲れてきます。

その疲れから逃れようと浅く座ると最初は楽になります。

しかししばらくその体勢を続けると腰のあたりが張って痛くなってきますよね、まさにこれです。

 

疲れていいのです。筋肉は使えば疲れるのは当然です。疲れないように楽をしようと特定の筋肉に頼りにいくと痛むのです。

 

日頃から深く座ることを心掛けるだけでも、立つ瞬間や座る瞬間の痛みから逃れることが出来るかもしれません。もちろん疲れますが!

 

 

いかがでしたでしょうか?

難しい話も多かったですね。本当は画像があればもっと分かりやすいのですが、、、対策しなきゃですね。

 

偏りなく、いろんな筋肉を使ってあげてくださいね!

 

 

では~。

寝起きに腰が痛い!どうしたらいいの??その原因と解決法!

はいどうも、からだの寺子屋です。

 

今回は今働いているスポーツジムのお客さんから「寝起きに腰が痛いんだけどどうすればいいの?」と質問受けたのでそれについて考察します。

 

経験ある方も多いかと思います。

寝て起きてすぐの腰痛。当然気分の良いものではありません。

 

よく「寝相が悪くてさ~」なんて聞きますが、寝相もですが今回はそれ以外の理由で考察していきたいと思います。

寝相を改善するとなると意識外の話になりますが、もしかしたら原因は寝相でなく改善の余地があるかもしれません!

 

ではいきましょう!

 

 

最も可能性が高いのが太もも裏が縮こまっていること

最も可能性が高いのが太もも裏が縮んでいることです。

ちなみに太もも裏とは解剖学用語では「ハムストリング」と呼ばれています。よく省略されてハムと呼ばれているので、以後太もも裏はハムと呼んでいきます。

 

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さてこのハムですが、図によると(少し見づらいですが)骨盤の後ろについていることが分かります。

場所でいうと体育座り(三角座り)をしたときに地面にあたる骨の部分です。

大体あそこら辺にくっついています。

 

そしてこのハムが縮こまる、分かりやすいところで前屈がうまくできなかったりすると骨盤を後ろに引っ張り始め、下のこんな姿勢になりやすくなります。

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すると腸腰筋が常に引っ張れて力が入った状態→使いすぎ・頼りすぎによる筋緊張の高まり→酸欠→痛み発生、といった具合に痛みが起こります。

 

 

寝ている最中にも同じことが起こっている!

寝起きに腰が痛い人は寝ている最中にも同じことが起こっている可能性が高いです。

冒頭、話にだしたお客さんはハムが硬すぎて前屈した時に指がつま先にも届かない人でした。

 

そのお客さんの場合はハムが硬いので、基本足をまっすぐ伸ばして座ることが出来ません。

それくらい硬いハムを寝ている最中に足を真っすぐ伸ばして寝ようとした時に、ガチガチのハムは縮みに行こうとするので腸腰筋が引っ張られ力む→血行不良→痛み、のコンボでした。

 

もしかしたらハム以外にも、そもそも腸腰筋が硬い→でも寝る時に体をまっすぐにする→本来真っすぐになりづらい体を真っすぐに維持する→腸腰筋が縮もうと力む→以下略って具合で痛みが発生する人がいるかもしれません。

 

 

痛みの原因は血行不良である!!

寝ている最中に限らず、どんな時であっても慢性痛の原因は血行不良による酸欠が引き起こすものです。

しかし寝ている最中に運動しろ!というわけにもいかないので、せめて寝る前にハム、腸腰筋のストレッチをしてみましょう。

 

 

 

しかしそれでも改善しない場合

もし沢山ストレッチしてもなかなか改善しない場合には、寝具に原因があるかもしれません。

例えばベッド深く沈んで腰が垂れ下がってしまう、ベッドの位置がいつも同じで寝返りの方向がいつも同じなどです。

ベッドが深く沈むことにより腰が痛むのは想像しやすいと思いますが、ベッドの位置によっても体の使い方は左右されます。

 

壁の向きが一定であれば寝返りの向きも一定になりやすいようでして、すると体の使い方が常に同じになります。

できたら反対方向にも寝返りをうって、真逆の筋肉も使いたいところです。

 

 

 

いかがでしたでしょうか?

一概にこれ!とは言い切れませんが可能性が高いのを書いてみました!

ぜひお悩みの方は試してみて下さい!

 

では~。

腰が痛い!電撃が走るその痛みの原因は骨なの?筋肉なの?

はいどうも、からだの寺子屋です。

 

先日友人から「久しぶりにテニスをしていたら突然左肩が痛み出したんだけど、これって骨に異常あるのかな?」と聞かれたので、それについて書いていきます。

 

皆さんも一度は経験があるかもしれませんが、腰や背中、肩など思い当たるフシがあろうとなかろうと痛みって気になりますよね。

それに一度気になり出すと悪いほうに考えがちになります。

 

「これって筋肉じゃなくて、骨を痛めたのか・・・?」

「病院に行ったら靭帯が損傷しているかもって言われた・・・」

みたいな感じです。

 

よく浮かぶ疑問は、痛めた部位が筋肉由来なのか?骨由来なのか?はたまたそれ以外の部位(靭帯とか)なのか?ではないでしょうか。

それもそのはず。たとえ筋肉が痛んでいてもまるで骨が痛いかのように錯覚するほど痛いし、違いが分からないからです。僕も経験あります。

 

ですので!もし今後痛めたときのガイドラインになるように、どんな時に筋肉由来なのか?を説明していきたいと思います。

 

ではいきましょう!

 

 

動かした時に痛みが出ない姿勢がある=筋肉由来

はい、結論書きます。

いろいろと体を動かしてみて痛みが出ない姿勢があれば筋肉由来です。

 

炎症を起こして痛みが出ている部分が筋肉由来であれば筋肉の長さが変わって楽になったり、逆に痛みが増したりします。

ちなみに冒頭で話した友人は普通に立っていると痛みはなく、左肩をあげた状態で体をねじると痛みが走ったようです。

 

ですのでもしも腰が酷く痛くなった時には前屈してみたり、後屈してみたり、座ってみたり、立ってみたり、立ちっぱなしになってみたり色んな姿勢をとってみて下さい。

その中に「あれなんか痛くねぇぞ?」という姿勢があればかそれは筋肉由来です。

 

 

どんな姿勢とっても痛い場合は?

もしも痛みが発生してから2、3日経ってもなお痛く、またどんな姿勢をとっても痛い場合には筋肉由来でない可能性があります。

 

その時考えられる原因には内科系の疾患が考えられます。

癌、胃潰瘍、結石、心疾患などです。

この場合には整体院ではなく病院の内科にGOしましょう!

 

特徴としては、

  • マヒがある
  • 日増しに痛みが増加している

などがあげられます。

決して強がらずに病院へ行きましょう!早ければ早いほど良いはずです!

 

 

痛みの起きにくい体にするには??

ここからは筋肉由来の痛みに絞って話を進めていきます。

「痛みにくい体」にするには、そもそも「何故痛みが発生するのか?」から考える必要があります。

 

筋肉由来の痛みは一言でいえば「酸欠」です。

筋肉の使いすぎ→緊張したり、硬くなったりする→血流が滞る→酸素が行き届かない→脳が緊急事態と判断して痛み物質を発生→痛みを自覚する。

 

こんな順番で痛みが発生しています。

したがって肝心なのは一番最初。筋肉の使いすぎを防ぐことです。

 

しかしここが要注意。

使いすぎといっても「動くな」と言っているわけではありません。

ここでいう使いすぎとは”特定の筋肉の使われ過ぎ”です。

 

重要なのは日頃から沢山の筋肉が使われる状態であることです。

当然ですが使われない体の機能は衰えます。宇宙飛行士が地球に帰還してから体が重いのと同様です。

使われない筋肉が存在すると、その分使える筋肉が頑張り始めます。そうやって過労が始まり痛みが起こります。

 

 

ではどうすればいいの?

使われない筋肉が原因で痛みが出るのなら、使われない筋肉をなくしましょう!

えらく簡単に言いましたが、要するに日頃から色んな動きをしましょうということです。

 

なにも変態みたいに踊り狂うわけではなく登山してみたり、テニスしてみたり、後ろ歩きしてみたりとかそんな具合です。

 

最初はとても疲れると思います。帰ってきてヘトヘトかと。

当然です。色んな筋肉を使えば疲労します。

 

しかしそれでいいのです!!

疲れない体=ある特定の筋肉しか使っていない=痛みが出やすい体

なわけですから、積極的に体を動かして沢山疲れましょう。

 

痛みが出ないだけでなく、寝付きも良くなり、ダイエット効果も上がるかもしれませんし!

 

 

 

 

いかがでしたでしょうか?

最後は少し話が飛躍しましたが、もしも体が痛んだ時には参考にして下さい!!

 

 

では~。

ダイエット中でもプロテインは必要なの?効率よく体脂肪を落とす食事法!!

はいどうも、からだの寺子屋です。

 

今回はプロテインについて書いていきます。

ボディメイク(筋肉をつける)の時には当然プロテイン、つまりたんぱく質は必要です。

しかしダイエット、つまり体重や脂肪を落とすときにもプロテインは必要なのでしょうか?

 

今回の記事ではそのあたりを書いていきます!

 

 

ダイエットだろうがプロテインは摂取しろ!

結論から言います!結論だけ知りたかった人はこの先読まなくていいです!ダイエット中でもプロテインは摂取しましょう!

一応言っておきますがここでいうプロテインとは、粉上のプロテイン、肉、魚、豆などなどすべてのたんぱく質のことを指します。

 

よく「たんぱく質も摂り過ぎたら太る」と言われますが、実はこの説には根拠がないのです。そうなった研究結果もあれば、そうならなかった研究結果もあるのです。

 

糖質・脂質とたんぱく質は処理が異なる

なぜ「ダイエット中にもたんぱく質と積極的に摂りましょう!」と言うか、それは糖質・脂質とたんぱく質では体内での処理の仕方が異なるからです。

 

そのため基本的には脂肪になりにくいとされています。

また分解・吸収に時間がかかるので食事誘発性熱代謝と言って、ご飯食べることによる代謝の促進をうながす効果もあります。

(ご飯を食べると体が熱くなりますよね。あれです。ご飯を食べるにもカロリーを使います)

 

それもあってダイエットにおいてもたんぱく質は積極的に摂ったほうが良いです。

 

それとよく。「たんぱく質を摂り過ぎると腎臓に悪いんでしょ?」と聞かれますがこれも正確なことは分かっていません。

たんぱく質には窒素が含まれるので、その窒素を分解したときにアンモニアが発生するのですがそのアンモニアが腎臓を悪くすると言われています。

 

ただしこれはあくまでも理論上の話であって実際の研究結果では立証されていません。

 

 

結局どんな食事をすればいいの!?

ダイエット、つまり体脂肪を減らすにあたっては糖質を減らすor無駄な脂質を減らすのどちらかです。

 

今ここで摂取量の計算式や算出方法を書いてもいいのですが、初見の方には複雑で「うっわ面倒くせ・・・」となるのであえて省きます。

てっとり早い取り組みとしてはまずは夜の炭水化物を減らし、一日のたんぱく質摂取量を増やし、そして運動量を増やしましょう。

 

ざっくりとしていますがよほど朝や昼、おやつに暴食をしていない限り体脂肪は減少傾向に向かうと思います。

期間は早い人であれば2、3週間で変化に気づくと思います。

 

欲を言えば無駄な脂質を減らします。

ただ意識しすぎるとかえってストレスになるので最初は「あー。ここまで頑張ったし揚げ物はちょっと控えるか」くらいで問題ありません。

ただ”くらいで問題ありません”と言いましたが8割の人が出来ないのが現状です。もしも出来たら目一杯自分を褒めてあげましょう!

 

 

 

 

いかがでしたでしょうか?

今回はおおまかにダイエット中の食事について書きました。

言っておきたいのはたくさんのダイエットメソッドが飛び交っていますが「これさえ食べれば痩せる!」系のダイエットに手を出すのはやめましょう。

 

ダイエットや健康維持というのは一生続けていくものです。続けられる事を選びましょう。ちまたに溢れているのはほとんどが経済的な理由によって出版されたダイエットメソッドである場合でしょう。

 

ご自身の体や心と相談しながら試行錯誤していきましょう!

肝心なのは継続することです!

 

 

 

気が向いたら今回の記事をより生理学に基づいて解説しますね~。

では~。

筋肉を大きくしたくない!健康維持目的での筋トレと考え方。

はいどうも、からだの寺子屋です。

今回は筋トレ、特に健康維持の時にオススメする筋トレとその考え方について書きます。

 

健康維持と一口に言っても人さまざまですが、ここでいう健康維持とは

  • 筋肉を肥大させることはあまり好まない
  • 見た目よりも動けるかどうか
  • 腰痛や肩こりが起きにくい体でいたい

このような考え方を「健康維持したい人」と想定して書いていきます。

なので筋肉が大きいことが正義!アウターマッスルが絶対!と思う人はあまり参考にならないと思います。

 

人それぞれ健康の定義は違うので自由で良いのですが、今回は僕の考える健康維持をもとに書いていきます!

 

 

では行きましょう!

 

 

抗重量筋を鍛えよ!

抗重力筋とは?

抗重力筋は、立位を保つために、重力に対して拮抗する筋肉です。 抗重力筋には、大腿四頭、腸骨、大臀、中臀、下腿三頭、前脛骨、腹筋群、脊柱起立群などがあります。 

 

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地球上に存在する物質は基本的には重力の影響を受けます。

特に地上で生活する人間は立位や座位などあらゆるシーンで重力にさらされて生活しています。

 

平たく言うと背中、お尻、太もも表、腰の筋肉が抗重力筋にあたります。

これら抗重力筋は生まれたばかりの頃は発達しておらず、少しずつ発達していきます。

赤ちゃんが最初立って歩けないのもその為です。

 

またタチが悪いのが、最初に衰えるのもまたこの抗重力筋ということです。

背中やお尻、太もも表が真っ先に衰えていきます。

ですのでご高齢の方が体が前に倒れたり、脚が上がらずに転倒するわけです。

 

 

逆に体を折り曲げる筋肉は最後まで残りやすい

反対に腹筋、力こぶ、胸、太もも裏など体を折り曲げる筋肉は最後まで残りやすいです。

 

例えは熱いものを触った時に瞬間的に手を引っ込める「反射」が良い例です。

あれは瞬間的に体を折り曲げて守りの姿勢を取っているのです。

どの動物も守りに入ると体は丸くなるんですね。

 

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(殴られる瞬間も体は丸くなろうと反射を起こします)

 

 

結局何をしたらいいの?

抗重力筋を中心に鍛えていくのですが、その代表的なトレーニング方法をお伝えします。

 

スクワット

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まずはスクワットです。

動員する筋肉は太もも表、お尻の筋肉です。

 

行う時のポイントとしては、

  • 耳、肩、腰が一直線になるように体を保つ
  • 膝を曲げることを意識すると太もも表に効きやすくなる
  • お腹と太ももを近づけるように行うとお尻に効きやすくなる

ことでしょう。

ただ字面だとなかなか伝わりづらいと思うので、そのうちYouTubeアカウントを作って、効かせ方の動画を投稿する予定です。

 

回数の目安は何も道具を使わないのなら50回×2セットを目標にしましょう。

もちろん最初からこの量をこなすのはきついと思うので徐々にで問題ありません。

ちなみにこのスクワット50回、黒柳徹子さんは毎日行っているそうですよ。

 

プランク

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サッカーの長友選手がテレビ番組で行ったことで有名になった種目です。

動員されるのは脊柱起立筋を呼ばれる背骨の周りについている筋肉群、太もも表、腹筋、お尻などほぼすべての抗重力筋を使います。

 

ポイントですが、実はこの画像のプランクはあまりオススメ出来ません。

なぜかというと目線が前を向いているからです。

プランクの場合目線は「下」です。おおよそ肘と肘の間を見で行います。

 

理由は、

下を見ることで首の後ろの筋肉もしっかり使えることと、前を向いてしまうことで腰が落ちやすくなって体重を腰で支えやすくなり痛みの原因となるからです。

 

目安はまずは30秒。

慣れてきたら1分を目指しましょう。

ちなみにヨーロッパのサッカー選手はウォーミングアップで5分くらい出来るそうですよ。体幹オバケですね!

 

 

 

これらは考え方の一つであって絶対ではない

つらつらと書きましたがあくまで考え方の一つです。

様々なトレーナーが色んな考えを発信しています。

何を信じるかはあなた次第です。

 

 

ただ僕の考える健康維持を目指す時のトレーニングは上記のようなものです。

物理学、進化人類学、解剖学などを組み合わせるとこのような結論に至りました。

これ以外にもまだまだ沢山あるので、これから発信していきますね!

 

肝心なのは色んな考え方に触れて、自身のライフスタイルに合ったものを選択することです!

是非、楽しみながら続けて下さい!

 

 

いかがでしたでしょうか?

一口に筋トレと言ってもそれぞれのトレーニングに意味があるのです。

当たり前に存在しているようで当たり前じゃない。

難しいようでシンプル。

 

それが人間のからだです。

これからもたくさん勉強して発信していきますね!

少しでも皆さんも力になればうれしいです!1

 

ではまた〜。

酷い筋肉痛の時こそ運動だ!筋肉痛の時は休みましょうは間違い??

はいどうも、からだの寺子屋です。

今回は筋肉痛に関するエントリーです。

 

スポーツや何かしらの運動に携わる人はもちろん、

運動経験の少ない方でもひょんなことから発生する筋肉痛。

誰しも一度は経験があると思います。

 

筋肉痛に関してよく聞かれることが、

「筋肉痛を早くなおすにはどうしたらいいですか?」

ということです。

 

今回はそのあたりに答えていきたいと思います!

ではいきましょう!

 

 

筋肉痛の時こそ運動しろ!

一般的には「筋肉痛の時は安静にしておきましょう」というのが通説です。

しかしながらこれは場合によっては筋肉痛をさらにひどくさせる可能性があります。

 

結論から言うと筋肉痛の時こそ動け、です。

それを説明するにはそもそも筋肉痛とは何なのか?について話をする必要があります。

 

 

そもそも筋肉痛ってなに?

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筋肉痛とは?

筋肉に生じる痛みのこと。広義には肉離れなども含み、また激しい運動の直後にもバーンBurn)と呼ばれる「筋肉が焼け付く感覚」が生じる場合もあるが、一般に筋肉痛と呼ばれるのは、運動した数時間後から数日後に発生する「遅発性筋肉痛 (Delayed Onset Muscle Soreness = DOMS) 」のこと 

 

言わずもがな、運動した翌日あたりにくる時間差攻撃のことです。ひどい場合だと2〜3日抜けることがありません。

また、ざっくり分けると筋肉痛は主に二つの説に支えられているので、それをご紹介していきます。

 

 

筋繊維が傷つくことによる痛み

一つ目は筋繊維が傷つくことによる炎症の痛みです。

特に伸張性筋活動(エキセントリック収縮、ネガティブトレーニング)によって発生しやすいと言われています。

 

ちなみに伸張性筋活動とは筋肉が引き伸ばされながら力が入っている状態のことです。

通常、筋肉は「縮みながら」力が入るはずなので、その反対の「伸ばされながら」力が入ることは不自然なのです。

要するにブレーキをかけているような状態なので多大なエネルギーを使うわけです。

(登山の下りがきついのと同じ原理だと思って下さい)

 

よってもってそのような筋トレ、また動作を行うと筋肉痛が発生しやすいと言われているわけです。

 

 

血中の変化

二つ目は筋肉ではなくて、もっと細かい血液の話です。

当然血管の中を血液が通っているわけですが、その血液の成分?が変化することで痛みが発生するというのがもう一つの説です。

 

簡単に言うと、乳酸が溜まり細胞の養分である酸素が各細胞に行き届かなくなって痛みが発生していると考えられています。

つまりは肩こりや腰痛を同じような原理ですね。

 

乳酸という言葉は聞いたことがあると思います。

疲労すると発生する、まぁ副産物みたいなもんです。

 

 

原理は分かったけどどうして運動する必要があるの??

筋肉痛の原理として主に二つ①筋繊維が傷つく②乳酸の蓄積、と説明しましが、いずれの場合も運動することで改善が見込めます。

 

”運動する”と言ってもぜぇぜぇ疲れるほど動くわけではありません。

ここでいう運動とは「血液循環を活性化させる」ことです。

 

運動、つまり筋肉を動かすことで筋肉のポンプ作用が発生し体の血液循環が活性化します。

傷ついた筋繊維には栄養を運ぶ必要があります、その栄養を運ぶのは血液です。

また溜まった乳酸を除去する時も軽い運動をします。クールダウンで軽く走るのはその為です。

 

なのでもしも筋肉痛が発生したら「休む」のでなく「運動する」のが良いのです。

特に筋肉痛が起きた原因の動きと、全く同じ動きをするのがいいでしょう。

腹筋で筋肉痛が起きたら腹筋、スクワットで筋肉痛が起きたらスクワットといった具合です。

同じ筋活動をすれば、痛みの発生した場所に血液を送ることができます。

 

以上の理由から筋肉痛の時には運動をしましょう!

 

 

膝とか痛いときは?

たまにあるのが筋肉痛ではなく腰や膝の痛みです。

もちろん痛みの発生は筋肉由来である場合がほとんどなので血液循環さえ良くすれば改善される可能性は高いです。

ただ痛みを抱えている人に「運動しろ!」というのは残酷ですね。

 

そういった場合は整体を受けましょう。

 

整体も突き詰めればしていることは血液循環の活性化です。

自分ではケアしずらいもも裏、お尻など体の後面の筋肉なんかをしっかりとケアして貰うことをオススメします。

また整体(もしくはマッサージ)が一番筋肉痛の改善に効くという研究結果もあったそうです。

 

 

いかがでしたでしょうか?

知識は武器です。知ってると知らないとでは大きく違います。

より早く、快適に結果を出していくためにもある程度の知識を蓄えておきましょう!!

 

では〜。